いつだってわたしは
どこまでも とべるのに
どこへだって いけるのに
だれにだって なれるのに
とらえてはなさないのは いつだってわたしで
いまだってがんじがらめになって
なにもかも だれもかれも わからなくなってしまう
わたしはいつだって とうめいで
わたしはいつだって まっしろで
わたしはいつだって まっくろだ
いつだってわたしは
どこまでも とべるのに
どこへだって いけるのに
だれにだって なれるのに
とらえてはなさないのは いつだってわたしで
いまだってがんじがらめになって
なにもかも だれもかれも わからなくなってしまう
わたしはいつだって とうめいで
わたしはいつだって まっしろで
わたしはいつだって まっくろだ
何もないところから僕らは生まれて
求めて 求められて
しあわせだね って笑い合ったのは昨日なのに
寂しさを抱えた心が今日に絡まって
ひとつになろうとして伸ばした指先は
君に触れられないまま擦り抜ける
目の前にいた君が 背中合わせに立っていて
見ようとしても見えなくて
交わりたくても交われない
届くはずなのに遠くに在って
触れてるはずなのに其処に無い
どれが真実かなんてわからないまま
事実を紡いで平静を装うけど
本当は 悲鳴をあげた僕自身が
身体を突き破って出てきてしまいそうで
昨日も 今日も きっと明日も 僕自身に怯えてる
夜の海に浮かぶ
波が優しく打ち付けて 私を連れ去る
月明かりに照らされて 波が連れ去る
遠く 遠く 岸から離れる
私はいつも不安になる
行き先のわからない導きに戸惑う
信じたくても信じられなくて
委ねたくても委ねられなくて
浮かぶのを止めたくてもがくのだけど
優しく包まれると何も言えなくなる
もう流れは止められないのだと知る
たゆたう以外に選択肢はなくて
見上げた夜空の瞬く星に 私はなれなかった
ゆらゆらとたゆたう君を捕まえて ぽろぽろぽろと零れるあなた
夜が来て今日という日が死んでゆく 瞬く星が今日を葬る
いつの日かきっと出逢えると信じてる 理想の場所で待つ木曜
振り向けばいつも君がそこに居て だから私は何処へでも行ける